今回はなぜ扁平足によって膝が痛むのかについて。
足の構造
まず、足というのは3つのアーチによって形成されています。
[box class="blue_box" title="足部のアーチ"]
①内側縦アーチ
②外側縦アーチ
③横アーチ[/box]
この内側縦アーチが落ち込んだ状態を扁平足と言います。
この内側縦アーチ(土踏まず)は筋肉によって保たれています 。
[box class="blue_box" title="内側縦アーチを保持する主な筋肉"]
後脛骨筋
長趾屈筋
内在筋 etc[/box]
アーチがなくなると(扁平足だと)どのような問題が起こるの?
まず、足が疲れやすくなります。
足のアーチは本来、床からの衝撃を緩衝する働きがある為、扁平足になるとその働きが失われます。
さらに、アーチを保つのに必要な筋肉が、常に引き伸ばされた状態になります。
これらによって筋肉へのストレスが増大し疲労の蓄積へと繋がります。
その他にもシンスプリントや足底腱膜炎、腰痛や肩こりetc
身体にさまざまな問題を起こしてしまいます。
その中でも、膝の痛みが出ている人が非常に多いです。
なぜ膝の痛みが出てしまうのか
扁平足になると脛骨と言われる骨が外に捻れてしまいます。結果として膝の捻れに繋がり、膝にストレスがかかる。
よって、膝に痛みが出てしまうのです。つまり、膝が痛いから膝の治療だけしても、症状は改善しません。
このようなケースで膝痛が出ている方は、この扁平足に対する治療も必要になります。
まとめ
膝の痛みの原因はさまざまですが、
・扁平足により膝の捻れが生じている方が多い
・膝の捻れは膝の組織にストレスを与える
・結果として膝痛が生じている
このように、扁平足と膝の痛みが関係していることが意外と多いです。
心当たりのある方は、お気軽にご相談ください。