「太っているから腰痛になるんですよ!痩せてください。」
そんなショッキングな事を言われたことありませんか?
来店された、腰痛の方から「太っているから腰痛になると言われました」といった話を聞きます。
ですが、科学的な論文から言うと肥満と腰痛の直接的な関係はハッキリしていないのが現状です。ですが太ったままでいいかというと実はそうではない。
そんなことについて書いていこうかと思います。
腰痛の根本原因は体重ではない、だけど…
肥満が腰痛の根本的な原因というのは間違いです。
ただ気をつけておきたいのは、全く関係がないという訳ではないということです。
実は腰痛を悪化させる一つの要素として肥満ということも考えられます。
つまり根本的な原因にはならないけど、悪化させたり治りにくくなる可能性があるいうことですね。
では体重の増加や肥満体型がどのように腰痛に影響しているのかを解説してみましょう。
お腹が出ることで反り腰になりやすくなる
体重増加で肥満傾向の方をイメージするとわかるのですが、お腹がポッコリ出ていますよね。
お腹が出ていると、体の重心は通常よりも前に移動します。
すると自然と体はバランスを取ろうとして上半身をより起こしてバランスを取ろうとするんですね。
これにより姿勢は自然と反り腰の状態になってしまいます。
このブログでも解説しているのですが、反り腰になると腹筋の活動が落ちて、逆に背筋が異常に活動するため腰痛が引き起こされます。
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ですのでこの状態を防ぐにはポッコリお腹を解消するためのエクササイズに取り組んでいく必要があります。
体の糖化
糖化という言葉は健康に興味のある方は聞いたことがあるかもしれません。
少し解説するとこんな感じです。
[box class="blue_box" title="糖化とは?"]
糖化というのは、体の中のタンパク質や脂質が糖と結びつくことです。体の中に余った糖分があるとこれらと結びついて老化を促すAGE(糖化最終生成物)になってしまいます。よく砂糖をフライパンで炒めるとベタベタした茶色いコゲができますよね。あのコゲが体の中に出来ると、血管は炎症を起こして動脈硬化になり、肌のハリやツヤは失われていきます。また脳にできるとアルツハイマー型認知症の要因にもなってしまうという恐ろしい現象です。
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一言でいうと”体の中にコゲが付いて炎症を起こしていく状態”のことです。
腰の筋肉や椎間板なども血管が張り巡らされていますが、この糖化により組織がボロボロになり痛めやすい状態になっていきます。
それにより関節や筋肉が硬くなり、椎間板ヘルニアやぎっくり腰などの痛みを引き起こし易くなったり、血の巡りも悪いので"なかなか治らない"と言った状態になります。
運動する意欲がなくなる
科学的に腰痛を解消する一番の効果がある方法は"運動"です。
運動と言っても幅広いですが、腰に負担のかかる激しい運動は逆効果。
日常のウォーキングや、寝たままで出来る低負荷のトレーニングからスタートすることが肝心です。
この点は腰痛が悪化しない程度の適切な負荷量を選ばなければいけないので、色々やってみて試してみなくてはいけません。
また専門家に自分に合った方法についてアドバイスを求めることも大事だと思います。
やればいいのはわかっているんだけど…
ただこの運動も体重増加や肥満傾向の方はどうしてもハードルが高くなりがちです。
・体が重たい
・きつい
・汗をかくのが嫌
・面倒
どうしてもこのようなマイナスな感情が出てきてしまうのは、私も同じ経験をしたのでとってもわかります(笑)
そう言った意味で体重増加することは運動をするための意欲を削いてしまうというリスクがあると言えるでしょう。
腰痛もちの方におすすめな解決策
タンパク質・脂質中心の食事へ切り替える
この様な腰痛と体重の2つの状態に問題がある方におすすめなのは”食事”です。
腰痛の方に「食事を気にしてください。」というのはちょっと変わっているかもしれませんが、痛みを回復させるには非常に大事です。
食事の内容は、タンパク質や脂質を中心に摂る食事です。
タンパク質を増やすことで椎間板や筋肉の原料であるアミノ酸を増やすことができるので、痛めた組織の回復を促し、トレーニングの効果も向上します。
最近は病院でもリハビリ後にタンパク質のドリンクを飲んでもらい回復を早めようとする試みもされています。
詳しくはこちらのレポートにまとめていますので、興味のある方はLINEから受け取ってください。
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低負荷のトレーニングから始める
運動も激しい運動はもちろん、歩くのすらきつい。
そんな方もおられると思います。
当院でもそんな方にははじめ寝てから自分でできる練習を提案させていただいています。
それがこの記事で紹介させていただいています。
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寝たままできて、しかもお腹の引き締め効果がある運動になります。
一度試してみてくださいね。
まとめ
今日は腰痛の原因として体重増加がどのように関連しているのかを解説しました。
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・お腹が出ることで反り腰の姿勢になり易くなる
・体の糖化が進み体を痛め易くなる
・運動する意欲がなくなる
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体重は腰痛の根本的な原因にはなりませんが、この3つの様に痛みを助長したり回復を遅らせる要因になります。
もしあなたが慢性的に腰痛がある場合は体重を増やすとこの様なリスクがあることを理解しておきましょう。
追伸
ウォークランプロジェクトでは、この様な複数の悩みを持つ方に対しても腰痛などの"痛みを解消しながら痩せるダイエットプログラム”を提供しています。
詳細はこちらのページをご覧ください。
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