今日は多くの人がおろそかにしている"呼吸"について書いていこうと思います。
私たちは呼吸しないと生きていけません。
ですが、呼吸の効果は生命維持だけでなく、感情や脳とも密接に関わっています。
そして呼吸のやり方一つで心の持ちようや体調も変わってくるのです。
この記事が、そんな日毎無意識にしている呼吸を見直すキッカケになれば嬉しいです。
あなたの呼吸をチェックしてみよう
まずは自分の呼吸状態をチェックしてみましょう。
以下の項目に当てはまるものはありますか?
20秒以上かけて息を吐くことが出来ない
気がつくと口を開けている
猫背で背中が丸まっている
肩や首が凝っている
よくため息をつく
日常生活で息苦しさを感じることがある
以上です。
いかがでしたか?
この項目に当てはまる数が多い人は、呼吸が浅くそして早くなっている可能性があります。
呼吸には大きく2種類がある
では呼吸について少しだけ雑学を説明します。
難しい話が苦手な人はスルーしても大丈夫ですよ笑
肋骨が動く胸式呼吸
胸式呼吸は肋骨と肋骨の間にある肋間筋という筋肉を働かせて、胸を上下に広げたり狭めたりして行う呼吸のことです。ピラティスなどは胸式呼吸で行うことが多いですね。
方法としては、胸を膨らませながら鼻からゆっくりと息を吸い、胸が縮むのを意識しながら口から息を吐き出します。リラックスというよりも覚醒を促す作用があり朝や運動前などのスッキリしたいときに行うと効果的です。
腹式呼吸
みぞおち付近の横隔膜という肋骨の下についている膜を主に動かす呼吸法です。
鼻から息を吸い、横隔膜を下げるイメージでお腹を膨らませてから、息を吐き出します。こうすることで横隔膜が上がり、肺の底に停滞しがちな二酸化炭素をより多く吐き出すことが出来ます。
両方を含む呼吸
そしてこの2つの呼吸法は組み合わせることで、深くゆっくりとした呼吸をすることが出来ます。この
胸を広げてゆっくりとたっぷり息を吸ったら、さらにゆっくり吐き出す呼吸です。腹式呼吸を肋骨の動きを意識して行うイメージだとわかりやすいかもしれませんね。
バカに出来ない呼吸の効果
1:精神的に落ち着く
喜怒哀楽などの感情をうい出しているのは脳の扁桃体と呼ばれる部位。
呼吸のリズムもここで作られます。
深くゆっくりした呼吸リズムは脳にも伝わり心が落ち着いてきます。
2:姿勢がよくなる
背中の筋肉である脊柱起立筋は呼吸にも関わります。
さらに姿勢を保つ筋肉であり、深くゆっくりした呼吸を行うことで背中の筋肉を使い自然と姿勢がよくなります。
歌手の方や、吹奏楽をされている方は姿勢が良い方が多いと思っていたのですが、きちんと理由があったんですね^^
3:肩や首の凝りが改善する
「肩で息をする」という言葉通り、肩や首の筋肉は呼吸補助筋と呼ばれ呼吸にも使われます。
ですので肺の病気の方などは、呼吸が浅くなり肩や首の筋肉がバキバキに硬くなっている方が少なくありません。
そこで深くゆっくりした呼吸を行うことで肩や首の筋肉のストレッチになり、血流を良くして凝りもほぐしてくれます。
4:代謝がよくなる
呼吸に関する筋肉の半分は、脂肪を燃焼させる遅筋(いわゆる赤身の筋肉)です。
特に肋間筋はほぼ遅筋なので、この筋肉を働かせることで脂肪を燃焼させ代謝が高まります。
5:自律神経を整える
呼吸は自律神経にも影響を与えます。
ストレス社会と言われる現代は、体を覚醒モードにする"交感神経"が優位になっている人がほとんど。
これにより"睡眠不足"や"体の循環不全"、"慢性的な疲労・ストレス"が溜まっていきます。
呼吸を見直すことで、"副交感神経"が優位になりリラックス効果をもたらし自律神経を整える働きがあります。
6:脳の回転がよくなる
呼吸が浅くなることで、自然と脳に送られる酸素も少なくなっているというのはご存知ですか?
酸素が足りないと脳の働きは鈍り、判断力の低下や思考がまとまりにくくなるなどの悪い作用があります。
「なぜか集中できない」というのも脳の酸素不足が原因なことも。
そういう時こそ深呼吸。
しっかり体に酸素を補給しましょう。
まとめ
今日は呼吸でデトックスをテーマに呼吸法の効果とやり方をお伝えしました。
色々書きましたがまとめると、
→腹式呼吸と胸式呼吸を組み合わせた「深くゆっくりとした呼吸を1日3分間」だけ行いましょう。
体も頭もスッキリして、1日が快適に過ごせます!
ぜひお試し下さい。ではまた!
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