「急に腕が上がらなくなった」
この様に五十肩で腕が上がらない方は多いです。
五十肩では初めは「多少腕がだるい」という症状ですが徐々に痛くなり「激痛で何もしなくても痛い」という状態になっていきます。
そういった方のために、今日は急に五十肩になって痛みが出た時の正しい対処法をお伝えしたいと思います。
この記事を読まれている方のなかには、既にズキズキ痛んでどうにかなりそう。
といった方もおられると思いますので、対処法だけピックアップしてお伝えします。
ケース別に分けたので以下の目次から参照してみてください。
ケース1:今すでに何もしなくても激痛で悩んでいる場合

急性期は特に安静を心がける
この段階では、「夜間痛」と呼ばれる夜中にも痛みが出て、
・寝ていると1〜2時間で痛みで目が覚める
・痛みがある方を下にして寝られない
・寝返りで痛みがある
などの症状が典型例です。
そのためこの段階では肩周囲の組織が炎症を起こしているので”安静”が1番の薬です。
無理に動かそうとしてストレッチやマッサージを行うと痛みが増強してしまうケースが多いです。
寝る時はバスタオルやクッションを使うことで痛みを和らげることができます。
炎症期は人によって様々ですが、発症から2週間程度が目安ということが言われています。
この時期は冷やしたら、温めすぎても痛みが出る場合があるので注意が必要です。
[voice icon="https://walkrun-project.info/wp-content/uploads/2020/03/c717dd183eaa23ac6bfde5db9b7e4d93-e1585628895402.png" name="山口 孝太郎" type="l fb"]何もしなくても痛い時期は安静にしておくのが炎症を早く抑えるポイントです。クッションなどを併用すると痛みをより緩和できます。[/voice]
ケース2:痛みは落ち着いてきたが十分に腕が上がらない場合

夜間痛が軽減してきたら少しずつ動かしていく
夜の痛みや、何もしなくてもどうしようもなく痛いという時期がすぎてきたら、今度は肩の関節が硬くなっていく時期になります。
この時期は炎症を起こしていた組織が徐々に回復に向かうのですが、この時期でも肩を動かさずに放っておくと硬くなってしまいます。
ですので痛みが強くならない範囲で日常生活で動かしていきましょう。
ここで無理すると炎症が再燃するので少しづつで大丈夫です。
具体的には痛みがない方の手で、痛みがないほうの腕を介助して上げる運動などを行なっても良いでしょう。
[voice icon="https://walkrun-project.info/wp-content/uploads/2020/03/c717dd183eaa23ac6bfde5db9b7e4d93-e1585628895402.png" name="山口 孝太郎" type="l fb"]夜間痛、安静時痛が落ち着いてきたら少しずつ動かしていきましょう。重たい物とかはまだ避けてくださいね。
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ケース3:夜間痛がなくなったが日常生活に不自由がある状態

夜間痛がなくなればマッサージやストレッチも積極的に行なって良い
夜間痛がなくなった段階になると積極的にリハビリをしていく段階です。
痛みについては動かした時の伸長感が主の状態で、場所もハッキリしてきます。
この段階になれば、肩が固まらない様にストレッチも行なっていきましょう。
また日常生活で出来ない動き、特に
「洗濯物を干す」
「エプロンやブラジャーをつける」
「着替えをする」
などは動作が制限されやすいので徐々に出来る様に練習してみてくださいね。
[voice icon="https://walkrun-project.info/wp-content/uploads/2020/03/c717dd183eaa23ac6bfde5db9b7e4d93-e1585628895402.png" name="山口 孝太郎" type="l fb"]夜間痛がなくなったら日常生活で出来ない動きをしっかりやっていきましょう。[/voice]
まとめ
今回は五十肩になって腕が上がらない場合の対処法について解説しました。
五十肩に関しては時期に応じた対応が大事です。
特に痛くなってから2週間の炎症期はしっかり安静をすることが回復の近道なので焦らずじっくり回復をさせていきましょう。
ご自分の状態でどうして良いかわからない場合は以下のLINEでもご相談を伺っているので、メッセージしてくださいね。