「いつ膝の激痛が走るかわからないので恐る恐る歩いていました。」
去年から突如左膝に違和感を覚え、その後右膝に激痛が走るようになったとのこと。
これまで病院のリハビリと謎の一般団体の資格(?)を持つ整体や整骨院を転々とされて来られました…。
その結果がこちら↓↓↓
2回の治療で随分と楽になられ、速くリズム良く歩けるように♪
この方の膝の痛みの主な原因は3つでした。
1.背骨が硬いこと
2.膝の中の脂肪組織が硬くなっていること
3.膝が間違った動きを覚えていること
この3つでした。
もし今歩くときに痛みがある方は、この方の治療内容が効果的なことが多いのでご紹介いたします。
[box class="blue_box" title="この記事を読むことで分かること"]
・歩きときの膝の痛みの原因が分かる
・急な痛みが出たときの対処法が分かる
[/box]
お客様の悩み
今回のお客様のお悩みは、前述の通り歩く時に左膝への違和感と右膝の激痛でした。
しかも痛みはいつか分からないため、恐る恐る動作を行っておられました。
これは施術前の動画を見てもお分かりかと思います。
この膝の痛みがあるため、本当は旅行に行きたいけど「皆の迷惑になってはいけないから」と日々我慢して過されていたそうです。
膝の痛みの原因を見つける
このお悩みを解決するために2種類のチェックを行って行きました。
動作や歩行での痛みのチェック
まず痛みの治療ではじめにチェックするのは「どこが痛いのか?」そして次に「どうやったら痛いのか?」です。
これが分かると大方の痛みの原因が分かってきます。
この方の場合は、
・痛む部位:膝の中
・どうやったら痛いのか?:歩きで足をついた時に時折激痛が走る
といった具合でした。
これにより、体重の重みが膝にかかった場合、何らかのストレスがかかって痛みが出ていることがわかりました。
また痛みは常にではないので、踏み込んだ際の体重の掛け方で痛みが変わってくるということも考えられました。
[aside type="warning"]歩行のチェックで出てきた問題
・体重をかける時に痛みが出ている
・痛みは体重のかけ方で出たり出なかったりする
[/st-mybox]
ベッドでの膝や各関節のチェック
多くの整体院の先生が良く「膝の痛みは膝が原因ではないですよ」ということを言われています。
これは私も賛成です。
賛成ですが、全く膝に問題がないわけではありません。
膝痛の根本原因が股関節にあったり、足首にあったりするからです。
ですが膝が痛むのであれば、膝のチェックは必ず行う必要があります。
この方の場合は、膝だけでなく背中に問題が出ていました。
それが以下です。
・膝の中のクッション(脂肪体)が硬くなっている
・膝が捻れていて正しい動きが出来ていない
・背骨が硬いので歩くときの膝の負担が大きい
このような問題点がみられました。
どんな治療をしたの?
これらの治療で行ったのは、主に3つ。
1つ目:膝の動きが正しく行われるようにすること
2つ目:背骨を柔らかくして歩くときの膝の負担を減らすこと
3つ目:痛みをかばった歩き方にならないようにすること
これらを取り組んでいきました。
治療法1:膝の動きを正しく行うこと
多くの膝の痛みが出ている方は膝関節に捻れが出ているケースが多いです。
詳しく言うと、脛の骨が外側に捻れてしまっていると言うことです。
この図のような形ですね。
この様にお皿よりも脛の骨の出っ張り(脛骨粗面)が外に出ている方は"捻れがある"と判断されます。
この方も"膝の曲げ伸ばしの時にも膝がねじれる癖がついていました"
そこで膝の動きが正しく行える様に行うことがあります。
それは膝の中の脂肪体と言われるクッションをマッサージして柔らかくすること。
この赤線の部分をマッサージして行くとだんだんと膝の曲がりが改善したり、動きがスムーズになります。
ここをマッサージした後には、膝の捻れを助長している筋肉のほぐしていきます。
この図の中でも赤丸が付いている筋肉は膝を外側に捻る役割がある筋肉です。
この筋肉を一つ一つほぐしてから、膝の動きの練習をすることで正しい膝の動きを学んでもらいます。
治療法2:背骨を柔らかくして歩くときの膝の負担を減らすこと
次に行うのは膝ではなく背骨の施術です。
実際に動画で撮影したのでこちらをご覧ください。
この様に背骨の施術を行うことで何がいいのか?と言いますと、全身の無駄な筋肉の緊張がとけて緩みます。
それによって、リラックスした状態となり、筋肉が活動しやすくなります。
また歩くときの膝の負担も背骨がクッション代わりをしてくれる様になるので膝の痛みが軽減します。
正常な人間の歩くときの衝撃の8割は背骨が吸収し、それ以外が他の関節にかかります。
つまり背骨が硬いと衝撃の吸収が出来ずに、膝や股関節など他の関節の負担が増えて痛みに繋がります。
治療法3:痛みをかばった歩き方にならないようにすること
これまで治療法1と2だけでも痛みは解消されます。
ただこれまで膝をかばって歩いているので、痛みが取れてもかばう癖は残っている状態です。
よく"手術して痛みがなくなっても、歩き方がぎこちない方"がおられますよね。
そうならない様に歩く時や動きの中で、正しい体重のかけ方を覚えていく必要があります。
具体的にはこの様な一歩踏み出すステップの練習を行って正しい動きの練習を行っていただきます。
治療の結果は?
この様な治療を行うことで、この方は2回の治療でここまで変化が出る様になりました。
歩くときの痛みがなくなったため、ぎこちなさが減って手を振ってダイナミックな歩き方になっていると思います。
これまで多くの治療院を巡っても効果が出なかったそうなので本当に良かったです。
今後も目標である旅行に不安無く行けるようサポートさせて頂きます!
さらに旅行に行ける様になりたいというご要望を叶えるために、継続してサポートさせていただいております。
セラピストから一言
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痛みの原因が分からず不安な方はぜひ一度ご相談ください。
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急に出てきた膝の痛みは、関節の動きが噛み合わずに起こることが多いです。
早めに対処することで、筋力や関節の柔らかさを保てるので、早めに元の状態に戻れる様になります。
気になっている方は早めに対処されることをおすすめいたします。
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